スキンケア

保湿力の高いスキンケアの選び方!3つのポイントと防腐剤と容器の役割

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目次

そもそもスキンケアの目的のほとんどは「保湿」。

そのため化粧水や乳液、ゲルなどは保湿力の高いものを選ぶのが基本ですよね。

そんなことはわかっているけどどんなものを選べばいいかわからない。

何を基準に選べばいい? 保湿力の高いスキンケアの明確な選び方は? これらについて元化粧品メーカーで様々なお客様に接してきた立場からお話ししていきます。

~自己紹介

・元美容・健康系メーカー管理職 ・美容講師 ・健康書数百冊読破する美容・健康オタク ・パーソナルトレーナー

では保湿力が高いとは?・・・ポイントは3つ。

・成分 ・配合量 ・処方

【保湿力のポイント1:成分】

最強の成分はセラミド

セラミドは肌の角質層で、細胞と細胞の中でスポンジのように水分や油分を抱えこんでいるような存在。

細胞間脂質の主成分にあたり約半分の50%を占めています。

次にメジャーで使われる高保湿成分がヒアルロン酸。

ヒアルロン酸は自重の6000倍の水分を抱えることができるため肌の水分を保ち蒸発を防いでくれます。

そしてコラーゲン。 タンパク質の一種で肌をつくる素材の一つで強い保湿力があります。

最後に油。 ○○油と書かれているものが入っていますが、油は水の上にあると蒸発を防いでくれるため保湿効果が期待できます。

ただ、ほぼすべてのスキンケア製品に入っていて、他の保湿成分よりも効果は高くないため香りづけやテクスチャーを上げる程度の認識でOK。

つまり、 セラミド>ヒアルロン酸>コラーゲン の順ですね。

とはいえ、セラミドを配合しているような商品は他もしっかり配合されてることが多いので、最初は「セラミドが入ってるかなあ」くらいの見方で良いと思います。

【保湿力のポイント2:配合量】

つぎは配合量について。

そもそも化粧品には全成分表を表示する義務がある。

なのでこれを見れば多くのことがわかります。

が、専門家でもない限り見てもわからないという方がほとんどでしょう。

そこで押さえておきたいこと・・・成分表は「配合量が多い順」に書かれている! ということです。

なので先ほどの保湿成分は入っているが配合量が少ない。多い。というのもわかってしまいます。

そのためセラミドなどの保湿力の高いものが成分表の上のほうにあるものを選びましょう!

【保湿力のポイント3:処方】

ただし、この部分については成分表だけではわからない上にメーカーが公表しているかどうかという問題もあるため参考程度の理解でOKです。

処方とは?・・・ざっくり言うとどのように作っているか。

成分の細かさ、配合比率、ライン使い(化粧水→美容液→乳液→アイクリーム等)を想定した配合の仕方などのこと。

まず成分の細かさについて。

ヒトの肌は大まかに3層に分かれていて、成分を奥まで届けるには細かくする必要があります。

そして3層目の真皮層まで届けることで効果が大きく期待できます。

ただ、日本には消費者を守る?ためとして薬事法というものが存在し、表現についてかなりの規制をかけています。

医薬部外品などの認可をとっていない場合はたとえ真皮まで届く処方だったとしても、その手前の角質層まで届きますとしか言えないという裏事情があります。

そこでポイントとなるのが「ナノ化」。

要は小さくして肌の奥まで浸透しやすくしてますよということ。

ビタミン系はナノスフィア(スフィアはカプセルの意)と表現されることもあります。

細胞間の間隙は40-60nm(健康な肌の場合)ぐらいで、ナノカプセルはちょうどこの程度の大きさとなっています。

これをナノ化していると謳っているメーカーもあれば、問い合わせてわかるメーカー、公表していないメーカーもあります。

もちろんいいことなので一般的には公表しているところがほとんど。

もちろんナノ化している(ナノ化までいかなくても小さくしてますという場合もある)ものを選びましょう!
※メイク化粧品ではナノ化がネガティブな意味を持つ場合があります。

次に成分の由来について。

同じ成分でも由来(何から成分をとったり作ったりしているか。)によってもリスクや有効性が変わってくる場合があります。

一般的に大きく分けて石油由来のものと植物由来のものがあります。

どちらかというと選ぶべきなのは植物由来のもの。

理由は石油由来のものは石油由来成分を人間の体では排出できないためリスクがあるという考え方。

体の中で反応はしますが、外に出せる機能が発達していないので蓄積されてしまう可能性があります。

最近、アトピー性皮膚炎とか嘆息とか、さまざまなトラブルがありますが、こうした皮膚や呼吸器系のトラブルは、すべて石油が発掘された1850年以降しか出ていません。

まだなかなか解明されていないことも多いですが、石油が神経系の伝達物質を阻害してしまったり、細胞の細胞壁を弱めてしまうことがあります。

その問題は、私たち人間の体が石油を代謝ができないことにある可能性があるのです。

とはいえ、結局取り出した後のものは不純物を取り除いていて安全性をクリアしたものであるため、リスクはないとする人ももちろんいます。

確かに国産のものであればかなりの精度で安全といえるかもしれませんが、化粧品メーカーは由来まで公表する義務はなく、且つ原料メーカーは他社なのでそもそもわからない等、いち消費者の立場で知りえる情報は限られています。

つまり、原料が何由来で且つどの国で精製された原料なのかはわからない。

中国産だったりする可能性もあり、精製技術が不十分な場合、不純物が残っている可能性も否定できません。

要するに安全かもしれない石油由来とほぼ安全な植物由来なら植物由来のほうが安心できるのではないかというのが慎重派の考えです。

◇防腐剤の役割

ここで防腐剤の考え方について触れておきたいと思います。

「防腐剤は肌ないし体に良くない」という認識が一般的だと思います。

これは必ずしも間違ってはいないんですが、基本的に水分を含む化粧品は防腐剤がないと成立しません。

なぜなら水は腐るし、化粧品はカビも生えるからです。 塩素の入った水道水でさえ2週間ほどで腐ると言われているんです。

言うまでもありませんが防腐剤の影響と腐った化粧品の影響では圧倒的に腐った化粧品を使うほうが肌に悪いんです。

「防腐剤不使用」の化粧品も存在はしますが、使用期限が極端に短かったり、品質管理の観点から在庫管理が大変でどうしても高額になってしまう。

正直防腐剤の種類によってはアレルギーでもない限りほぼ無害なものが多いです。

個人的にはアルコール系(フェノキシエタノール等)の防腐剤が成分表の下のほうにあるものであれば問題ないと考えています。

上述した旧表示指定成分にも含まれる防腐剤でパラベンがあるが、これも配合量が低ければ(成分表の下のほうにあれば)あまり問題ないです。

さらにいうと異なる種類のパラベンを複数使用している場合、多くの菌への効果が見込まれるため安心という考え方もあるくらいです。

順序としてはフェノキシエタノール>複数のパラベンをごく少量使用>1種類のパラベンを少量使用の順。

◇容器について

防腐剤の流れで容器についても触れておきたいと思います。

個人的には意外と結構大事だと思っています。

ゲルタイプのスキンケア商品(ジャータイプの容器)でよくスパチュラ(ゲル等をすくって使うへら状のもの)が付いていますが、これを使う目的としては指で直接ゲルをとると不衛生なのでスパチュラで衛生的に使うというもの。

でも結局スパチュラから指でとるため、結局菌がついて意味がないという意見もあります。

そこで個人的に一番信頼しているのが、エアレスポンプ。

使用するたびに底が上がり、空気が入らないタイプの容器です。

これなら中身に直接手が触れることもなく、空気も入らない為腐りにくい、蒸発しにくいというメリットがあるから。

ただ、メーカー目線で裏話をさせてもらうと、容器代が高いんです。

さらに消費者の使い方によっては空気が入ることがあり、一度空気が入ると中身が出しにくくなり、返品や交換、問い合わせ等の手間、コストがかかる等のデメリットもあります。

要するに意識の高い客層が使う高級化粧品以外は採用しにくいということ。

そのため、エアレスポンプではないが、手で直接触れないプッシュタイプの容器もいいと思ってます。

選ぶ順序としてはエアレスポンプ>プッシュポンプ>ジャータイプの順ですね。


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