スキンケア

トリートメントの選び方!コンディショナーとの違いは?元化粧品メーカー社員が解説!

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◇トリートメント(リンス、コンディショナー等)の選び方について

トリートメントの役割は、髪のダメージ補修です。
髪の表面のキューティクルを整えるのはもちろん、内部から浸透して傷んだ髪を補修してくれます。

トリートメントの目的は、 「水分と油分を補う」ことです。毛髪の理想的な水分量は12~13%と言われていて、シャンプーをしながら髪に水分をしっかりと含ませ、油分でコーティングしてあげます。
また、ドライヤーの熱による乾燥も防ぎ、枝毛・切れ毛を防ぐ効果も期待できます。

トリートメント、リンス、コンディショナーの違い。

以前トリートメントとリンスの違いを 「トリートメントはトッポでリンスはポッキー」と説明された美容師の方の説明がわかりやすいと話題になりましたが、本当にこの通りです。

トリートメントは 内部へ浸透し補修し、リンスは 髪の表面をカバーしてくれます。コンディショナーはリンスに近く、 文字表面のコーティング力を強くしたものです。

本題のトリートメントの選び方とは?

基本的には自分の髪質や悩みに合ったものを選ぶことです。
たとえば、太い髪用のトリートメントには油分が多く含まれていて重いものが多く、
逆に細い髪用のトリートメントは油分が少なく軽い成分で髪を保護するように作られているものが多いです。

しかし、そのことを知らずに自分の髪質と逆のものを選んでしまい、より パサパサ感を感じたり、油分が多くなりすぎてベタベタした髪 になってしまい、結果的にペタンとした感じに見えたりということが起こります。

そのため、 自分の髪質をしっかり理解してトリートメントを選ぶことが大事 なんですね!
自分の髪質がよくわからないという人は普段通っている美容師さんに聞いてみるといいと思います。美容師さんは毎日何人もの髪を触っているわけで、プロですからね。

それでは実際の悩みごとに解説しましょう!

パサつく

髪がパサつく1番の原因は、髪の水分量が少なくなっていること。
そのため、 しっかりと髪を保湿してあげる ことが重要です。

ヒアルロン酸やリピジュア(ヒアルロン酸の2倍の保湿力をもつと言われている成分)のような保湿力の高い成分が入ったものやしっとりと整えてくれる、ホホバ油などの 天然オイル、イラクサ、アーモンド、ハチミツ成分 などが配合されているトリートメントがいいでしょう。

まとまりにくい、広がる

まとまりにくく、広がってしまうという悩みも原因はパサつきと同じで、 髪の水分が足りず、少なくなっていること が原因です。
パサつきと同様に 保湿力が高い成分が配合されたもの を選びましょう。

くせ毛

くせ毛の原因は、 髪の中の水分量にバラつきがあること です。
水分が多い部分もあれば、少ない部分もあるといった状態ですね。

そのため、髪の内部の水分バランスを整えてあげることが重要になります。
イソ ステアリン酸などの水分量を均一に整えてくれる成分が配合されたもの を選びましょう。

枝毛、切れ毛

枝毛や切れ毛は、 ドライヤーの熱や紫外線、摩擦で髪が傷んだり、パーマやカラーなどによってキューティクルが傷つくこと が原因でおこります。

つまり、キューティクルを修復していくことが重要になります。
髪をコーティングしてくれる シリコンや補修効果のあるケラチンやヘマチンなどの成分が入っているものを選びましょう。

また、 アロエエキス は強い再生能力で傷んだ髪を補修してくれるのでおすすめです。
さまざまな悩みを見てきましたが、トリートメントでさまざまな髪質や悩みがすべて改善されるわけではありません。
くせ毛をストレートにするには縮毛矯正などが必要な場合も多いですし、枝毛や切れ毛で既に傷んでいるものを戻すのは難しいでしょう。
ただ、髪は生え変わりますよね。
そのため、今後映えてくる毛、今映えていて健康な毛をケアしてより良い状態を保つことが大切です。
傷んだ毛を切ったり、薬剤を使った矯正などを減らすために、トリートメントで日ごろからケアしていきましょう。

トリートメントの種類を見ましょう!

たくさんのトリートメントがありますが、「洗い流すトリートメント」と「洗い流さないトリートメント」に大きく分わけることができます。

洗い流すトリートメント

シャンプーをした後になじませ、少しの時間をおいてから、洗い流すタイプのトリートメント。
髪が濡れた状態で使うんですが、利点はキューティクルが開いた状態で使えることです。
この開いた状態から、補修成分が内部の奥まで浸透し、髪へツヤやハリを与えます。
お風呂の中で使うため、「インバストリートメント」とも言われています。

洗い流さないトリートメント

タオルドライをした後の少し濡れた髪になじませて使用するタイプや、乾いた髪に使用するタイプがあります。
洗い流すトリートメントに比べ、主に髪の表面を保護する働きがあります。
お風呂の外で使うため、「アウトバストリートメント」とも言われています。

洗い流さないトリートメントは、それぞれタイプ別に分けることができます。

オイルタイプ

オイルが主成分として配合されているトリートメントです。
見た目は透明で、粘度が強めのもの が多いです。

使われているオイルは植物を原料にしたものが多く、ホホバオイルやベルガモットオイルなどがあります。

ミルクタイプ

油と水を乳化させたトリートメント。
オイルタイプに比べると 油分が少ないものが多いので、オイルタイプよりはベタつきの少ない 使用感です。

クリームタイプ

オイルタイプとミルクタイプの中間のようなトリートメント。
割と最近発売されているトリートメントに多く、商品にもよりますがミルクタイプよりドロッとしていて油分が多いタイプです。

ミストタイプ

スプレーで霧状に髪に吹きつけるタイプのトリートメントです。
洗い流すトリートメントにはなく、洗い流さないトリートメントの形状ですね。

オイルタイプ、ミルクタイプ、クリームタイプと違って、 油分がとても少ないのが大きな特徴。まあスプレーなので当然といえば当然ですね。

また、スプレーして髪につけるので、 手をベタベタと汚す心配はいらない のは気軽に使えていいですね。


【まとめ】
・トリートメントは髪の内部からケアしてくれる。
・自分に合ったトリートメントを選びましょう。

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