スキンケア

ノーベル賞受賞成分?EGF化粧品を元化粧品メーカー社員が解説!

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♢ノーベル賞受賞成分のEGFとは?♢

EGF(ヒトオリゴペプチド-1)とは「Epidermal Growth Factor」の略称で、肌の表面部での成長の因子を意味するタンパク質の1種です。

EGFは通常「上皮成長因子」と呼ばれますが、「上皮細胞増殖因子」や「上皮細胞成長因子」、「細胞再生因子」と言われることもあり、 皮膚や骨、筋肉などの細胞の成長や代謝を調整する機能を持ったタンパク質で、医療分野でも広く使われています。

EGFが発見された当初は火傷を負った肌の再生を目的とし、皮膚再生医療の分野で使用されていました。

その後、有効性が認められノーベル賞を受賞した成分として脚光を浴びるようになり、最近では 高いアンチエイジング効果に期待され、化粧品などに配合されています。
実際にEGFが発見されたのは1962年。

発見したのは、アメリカのスタンリー・コーエン博士で、ネズミの顎下腺から52種類のアミノ酸からなる新しいタンパク質を抽出することに成功しました。

スタンリー博士はEGFの他、NGFという神経細胞の再生に関わるタンパク質も発見しています。

EGFとNGFは、ともに医療の進歩に大きく貢献し、1986年にノーベル生理学賞・ノーベル医学賞を受賞しました。
日本では、2005年に厚生労働省により化粧品への配合が認可されています。

1gで8,000万円の成分が化粧品に!?

当初はEGF自体が非常に高額で 1gあたり8,000万円していた時期もあったようです。

そのため、医療以外に使うことは難しいとされていましたが、技術の進歩によりEGFの生産や抽出が比較的容易になったため、現在では 普通にスキンケア商品に配合されるようになりました。

EGFの特徴は、肌の深い部分ではなく 表皮細胞の修復や成長を促進し、ダメージを受けた皮膚や粘膜を再生させる働きをもっています。

EGFは過去の臨床試験により、皮膚や粘膜などの上皮組織にある受容体と結合することによって受容体自体を活性化させ、上皮の修復を促進する働きがあることがわかっています。

EGFは皮膚や粘膜の上皮に働きかけ、新しい細胞の生成やダメージを受けた部位の修復を促します。こうした作用は肌や粘膜の新陳代謝を高め、ターンオーバー(肌代謝)を促します。

その結果、健全なサイクルの代謝を行うことができ、 肌トラブルの改善やアンチエイジング効果が期待できます。

EGFが化粧品に配合される際の成分名は、主に 「ヒトオリゴペプチド-1」などと表記されます。

ヒトオリゴペプチド-1の効果については、一定の濃度でヒトオリゴペプチド-1を配合したローションを2か月塗布した結果、申請細胞の成長率が平均で約2.8倍、最大で約8倍の成長率を記録したという臨床試験結果もあり、ヒトオリゴペプチド-1の有効性が証明されています。

~EGFとFGFの違い~

FGFはEGFと同様に 細胞の修復や成長を促す因子ですが、性質が大きく違います。
EGFが 上皮細胞の成長を促す働きなのに対して、FGFは 線維芽細胞に働きかけ、真皮の修復を促すということです。

EGFは肌の表面で働きますが、FGFはより深い場所でコラーゲンやエラスチンなどの 肌にうるおいやハリを与える成分の生成を促して真皮に働きかけてシワなどを改善させる効果が期待できます。

さらに、IGF(Insulin-like Growth Factor)というインスリン様成長因子(インスリン様増殖因)というものもあります。

このIGFは、 破損している細胞の再生促進や老廃物の排出を行い、EGF、FGFの効果を高めてくれる因子です。

【EGF配合化粧品の選び方】

EGF配合とうたった化粧品でも、EGFと似た効果を得られる別の成分が配合されている場合や、それ以前に 新細胞生成の効果があるもの自体が配合されていない場合すらあるのです。

個人的には近い効果のものも悪くないと思っています。こういったものはEGF様成分と表記されることが多く、 「〇〇ペプチド」という成分が配合されることが多いです。

ただ、そもそもそういった成分すら配合されていないものは選びたくないですよね。
そこでEGF配合の商品を選ぶ際は、 必ずパッケージなどの全成分表などで配合成分を確認しましょう。

EGFは 「ヒトオリゴペプチド-1」、FGFは 「ヒトオリゴペプチド-13」と記載されます。EGF・FGF両方が配合されているものを選べば、肌の表面と深い部分の両方からアプローチできるので、両方の成分が配合されているものを選ぶとより効果が期待できると思います。

EGFの配合基準値は、日本EGF協会という機関がガイドラインによって定めています。そこでは「1ml中に0.1μmg以上配合」が基準値となっており、これを下回った場合はEGF配合化粧品とは言えません。

また、この機関は、EGF配合化粧品の品質や安全性を検査し、効果が現れる十分な量のEGFが配合されている化粧品に、認定シールも発行しています。

そのため、 日本EGF協会の認定シールが貼られている化粧品は基準をクリアしている商品ということです。ただし、2016年11月で認定の新規受付は終了しているようで、認定シールが貼られていないから良くない、効果がないと一概にいうこともできません。

じゃあ結局何がいいの?どれを選べばいいの?という感じですよね。
そこでおすすめのEGF配合化粧品を紹介しておきます!

アンプルールラグジュアリー・デ・エイジリフティングローションEXV
内容量:120ml

選び抜かれた酵母を利用して開発された発酵液を使用し、肌の奥まで浸透。ハリと明るさを与えます。 高い浸透力で美肌成分が肌の環境を整え、しっかりとした土台を作ります。

コンシダーマル「スキンライズローション」
内容量:50ml

話題の技術、ラメラテクノロジー採用の次世代型オールインワン化粧品。
2017年にリニューアルし、EGFとマリンプラセンタ・発酵プラセンタが新配合されました。
コラーゲンやヒアルロン酸Na、セラミド、エラスチン、スクワランなど、美容成分30種類を厳選配合した贅沢な化粧品です。
1本で 「導入液」「化粧水」「乳液」「美容液」「クリーム」「パック」 と6つの役割があり、皮膚臨床薬理研究所と共同開発の完全国内生産の化粧品です。

リ・ダーマラボモイストゲルプラス
内容量:100g

こちらはEGF様成分ですが、高濃度の天然ナノセラミド、ヒト型セラミドコンプレックス、3種類のヒアルロン酸、19種類のアミノ酸などの保湿成分を配合。
EGF様成分を含む厳選した5種のペプチドと、CoQ10、レチノールなどエイジングケア成分も配合され、コストパフォーマンスを考えると非常に優秀と言えると思います。

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